「I Love 高崎!」

群馬県高崎市の整体院院長のTakasaki Love なブログです。

ダンスのレッスン中にひざを痛めて一年以上痛みが残る30代女性 1

お友達の紹介でお越しのGさん(30代女性・公務員)。



去年、趣味のダンスのレッスン中にひざを痛め

病院では前十字靱帯・内側側副靭帯損傷と云われ

電気治療やテーピング・周辺の筋肉の強化を指導されていました。



当初の痛みは緩和したそうですが

1年以上たった今でも

しゃがむと痛い・階段の昇り降りで痛いひざ痛は

残ってしまいました。


当室へは知人の紹介でした。





痛みのある動作を確認すると

深く曲げると痛い
(普通の椅子は良いがソファーになると痛み)

階段の昇り降りで痛み
(特に降りる時)


膝を内側に倒す(ねじる)と痛み
(左に方向転換しようと右膝を内側に絞る)

ひざの内側下方に弱い目の圧痛がありました。

ひざの引き出し検査と外反テストをすると違和感が出ました。



初回

膝に痛みのある動作を確認していると

内転筋の影響が大きいようでしたので

簡易的に内転筋を調整して動作してもらうと

「え~ さっきよりもラク!

どうしてですか?」

と軽減します。



またひざの内側の圧痛も

「そんなに気にならないです。」

と改善しました。


可能性として筋トレが

かえってひざの動きを阻害しているかもしれません。



ここまで確認した所で

体幹の循環を高める操法をしていきます。


全体的な疲労が取れたところで

下肢の関節の可動域を目安に筋肉を緩めていきます。


特に内転筋とハムストリングが

いろいろな関節の制限をしているようでした。

膝の痛みを取るための筋トレの悪影響がありそうです。


ひざが痛いので膝を動かさずにできる

内転筋とハムストリングのストレッチをしながら

膝の可動域を調整していきます。



「こんなに曲がった右膝を見るのは

久しぶりのような気がします。」




バランスのため左側もチェックをしつつ

緩めておきました。

もう一度検査をして改善を確認します。



ひざの引き出し・外反テストの違和感は取れていました。

ひざ内側の圧痛も大幅に改善しました。(何となく違和感くらい)


最後に膝の屈曲は正坐までは出来ませんが、

しゃがめるくらいには曲げられるようになりました。





其々の検査で改善されていたので

セルフエクササイズをおさらいして次回としました。



「お友達から話には聞いていましたけど

一度でこんなに改善するなんてびっくりです。」

とても喜んでいただけました。



2回目(4日後)

「階段の昇り降りはまだちょっと怖いけど

しゃがむのは大分楽になりました。」


膝の屈曲伸展は前回の変化を維持できていました。


膝を内側に倒す(捩じる)動きは

内転筋のセルフエクササイズの後は楽になるそうですが

安定しずらいようです。


今回は階段の昇り降りと

内側に倒す動きをターゲットに

施術を進めていきます。

基本の循環を高める操法から行います。



ソフトに骨盤を傾けたり首を施術して

体液の循環を促していきます。


基本の施術の後

骨盤や腰椎・肩の可動域を確認すると

術前の硬さ・渋さが取れています。


膝を内側に倒す動きも楽になりますが

「最後の処で引っかかって痛みがあります。」





動作としては股関節の動きなので

股関節に関連した筋肉を検査していきます。

大殿筋・中殿筋・大腿四頭筋・ハムスト…


腹直筋で反応が見られました。


改めて腹直筋を検査すると

左と比べて右の腹直筋は緊張しています。


これも筋トレの影響のようです。



腹直筋を緩め内転筋を緩めると

内側に倒す動きもスムーズで痛みも出なくなりました。



次に階段の昇り降り

ステッパーで代用して確認すると

やはり降りる方が痛み・怖さがあるようです。


座位での関節動作法で膝の動きを調整すると

「さっきよりも良いみたい」


次は痛みのでる降りる動作に合わせて調整

「これなら痛くない」


手を放すと

「少し戻るみたい」

と安定しないようなので、脛骨と腓骨を締めてみます。



「これも良いみたい」


サラシ固定の方法を指導して次回としました。

3回目(4日後)

「階段もゆっくりと下りれば痛くなくなってきました。」


しゃがむのは更に楽にスムーズになっています。

施術前の検査でも

しゃがむのは下までしゃがめるようになっていました。



膝を内に寄せる動きがまだ安定しないようです。

ひざの内側に違和感・軽い痛みが出ます。


ひざ下を締めていると楽だそうです。

 

今回は下腿をターゲットに診ていきましょう。


先ずはベースとなる循環力の高い身体に調整していきます。

初回と比べると身体の反応が一段と良くなっています。


Gさんは自宅でもセルフエクササイズを欠かさないそうなので

そういった積み重ねが症状の緩和に役立っているのだと思います。


体幹の施術の後は下肢の調整です。

各関節の可動域を指標に検査・施術していきます。


仙腸関節・股関節・膝関節・足関節...

どこも動いています。


もう少し細かく診ていくと恥骨と

近位の脛腓関節がロックしていました。


恥骨を調整すると脛腓関節も動きが出てきました。


ここで確認です。


膝を内に倒す動きもスムーズで

正坐も出来るようになっていました。


(ステッパーで代用しての)
階段を下りる動作も

「さっきよりもしっかり踏み下ろせる!」


セルフエクササイズをおさらいして次回としました。


ダンスの再開までもう少しですね。


 

 

スポーツによるひざ痛・変形と云われたひざ痛・成長痛と云われたひざ痛も

 

群馬県高崎市の整体院 元氣が一番整体室

 

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