出張中に急性腰痛に見舞われた会社員さん

当地へ出張中に急性腰痛に見舞われたＡさん（４０代男性）

前日の夜辺りから腰の調子が悪かったそうですが

朝起きてストレッチ中にギクッと来てしまったそうです。

来室時の状態は

歩けないほどではないが歩くと痛い

立ったり座ったりも痛い

等でした。

夕方には次の出張先へ移動しないといけないと云う

短期決戦での施術となりました。

急性腰痛では一度寝せると起き上がれなくなるケースもあるので

座位の検査の後は座位で施術を始めます。

左腰背部には圧痛もありましたので

こちらはあまり触らず脊柱起立筋の操作で

立ったり座ったりの動作改善から始めます。

立ったり座ったりの動作改善が比較的スムーズに出来たので

次に歩行の動作改善を。

下肢の緊張をポンプして取って

「足は軽くなりますが、腰はやっぱり痛いです。」

腹部を捉えて足踏みで

「ちょっと楽です。」

静々と身体を捻らないと楽で

腕の振りが付いて身体が回旋すると痛いようなので

確認すると

「確かにそうですね、朝も腰を捻るストレッチをしていてギクッとしまして」

こちらのヒアリングが下手でした．．．

立ったり座ったり・前後屈はある程度動けるようになりましてので

一度施術台に仰向けに。

「あお向けも今は大丈夫ですね。」

体液の循環を高める操法を行った後

更に動きの改善をしていきます。

膝を立てると腰が痛いのはカカト伸ばしで改善、

ひざ倒しは左倒しはほぼＯＫですが

右倒しが今一つです。

これは動作痛の箇所に圧痛もありましたので

実際に筋肉がダメージがあると判断し

深追いせずに組織復元法で圧痛半減で終了。

起き上がり方や動作を指導しながら

仰向け→寝返り→正坐→膝立て→立位と

姿勢の変更を確認していき

「だいぶ楽です。」

よかったです。

ストレッチの仕方・鞄の持ち方や入浴などの

注意事項を説明して終了としました。

特に日常的に関節の痛みなどを感じている人で

朝起きがけに（痛気持ち良い）ストレッチを習慣にしている人は

本当に要注意です。

筋温が上がっていないのに無理に筋肉を引き延ばそうとすると

容易に筋肉を痛めたりぎっくり腰になったりしてしまいます。

もしもストレッチをしたいのであれば

（なぜストレッチしたいのかは置いておいて）

ウォーキングなどで筋肉が温まってからやるようにしましょう。

押したり・揉んだり・ボキボキしない
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