「I Love 高崎!」

群馬県高崎市の整体院院長のTakasaki Love なブログです。

五十肩の痛みで夜もよく眠れない50代の女性 1

左肩の痛みで夜もよく眠れないと訴えるFさん(50代女性・パート勤務)




去年の年末頃から左肩が重だるく

地元の接骨院へ通っていましたが

症状が進行してしまったようです。


接骨院では五十肩と云われ、

1年くらいかかると云われているそうです。


現在では痛みで夜も何度か目が覚めてしまうそうです。




お友達からの紹介で来室です。



当室のクライアントさんから

「揉んだりするから痛いのよ!

ここは痛くしないし早く良くなるから」
と勧められたそうです。



責任重大です...


検査をすると

前方からの挙上 90度(水平くらい)

外転        80度くらい

結帯動作は左右の手が触れられませんでした。


一般的に五十肩は1年~1年半くらいで

自然に痛みが治まりますが

その後も可動制限が残る人や

もう一方の肩が痛くなる人も結構いらっしゃいます。




これを機会にしっかり改善しましょうとお話しし

施術に入りました。


初回

まず最初のステップは夜間痛の改善です。


当初は「それ程でもなかった」左肩の痛みが

夜間痛を起こすまでになってしまったのは

過剰な刺激を身体に与えてしまい

身体はその刺激を受け入れられずに

防御反応が起こっていると思われます。



先ずは防御反射を取るためにも

身体の循環力を高めていきます。


仰向けになると左肩が

「ちょっと痛い」そうなので

肩の下に当て物を入れて施術に入ります。


次に楽な姿勢である左を上にした横向け寝で

腰から背中・肩甲骨周辺を軽く縦引きで緩めていきます。


特に肩甲骨周辺は揉まれた後遺症か

圧痛がありましたので組織復元法で

圧痛を解除していきます。


最後に前腕を緩めて今回は終了。


施術後のFさんの感想は

「なんだかゆったりした気分になりました。

身体も軽く感じます。

こんな整体もあるんですねぇ。

今までは結構強く揉まれて痛かったんですが

その痛いのが効くんだと思ってました...」


継続して施術して変化を確認していきましょう。




強い刺激を受けると身を守るために

身体は防御反応を起こして硬直していきます。

これでは身体の治ろうとする力(自然治癒力)を阻害してしまいます。


出来るだけ弱い刺激で身体を緩め

血液やリンパなどの体液の流れを促して

自然治癒力のスイッチを入れてあげるのが

当整体室のやり方です。

 

 

2回目(5日後)

まだ鈍痛がありますが、

これまでの刺す様な痛みじゃなくなりました(^_^)v


夜間痛が少し楽になったようです。


それまでの治療院でかなり揉まれてしまっていましたが

初期段階では夜間痛・自発痛の軽減を最優先とし

強い刺激や肩の運動は禁物なのです。



体幹の循環を高める操法で不要な反射を取り除いておいて

それでもまだ残る肩周辺の圧痛を取り除いていきます。


軽く寄せたり、縦引きしたり、撫でたり...

「たったこれだけで?」
と云われる位

極々弱い刺激で圧痛部位の組織を復元していきます。


今回は特に三角筋・肩甲骨外縁・前腕を緩めて行きました。


最後に腰背部を緩め歪みを取るセルフエクササイズとして

ひざ倒しを覚えてもらい腰の捻りの左右差を改善してみました。


「あ~ なんか身体が安心している感じ!」



先ずは夜間痛・自発痛が取れるまでは

この位のペースで緩々と行きましょう!


注意事項を説明して次回としました。

 

 

3回目(5日後)


「夜もしっかり眠れるようになってきました。」


夜間痛も大分治まってきたようです。


日中も家事やパート(コンビニ)仕事でも

鋭い痛みから鈍痛へ変わってきているようです。



普段は大分良いが、

たまに不意に動いた時など痛みがあるそうです。


今回も体幹の循環を高める操法を中心に

とにかく回復力(自然治癒力)を高めていきます。


そして筋ゆるや縦引き横引きなどを使って

広背筋、肩甲骨周辺、三角筋、大胸筋などを緩めていきます。


「今晩もゆっくり眠れそうです。」





4回目(4日後)

「この1週間は夜に痛みで目が覚めることはありませんでした。」

しっかりと回復力が高まっているようです。



可動範囲は狭いままですが

その可動範囲内であれば

動かしての痛みも大分に弱くなっています。


今回から無理のない範囲で

肩の可動域を広げる操法を加えることにしました。



まず最初は身体の循環を高めておきます。


これでひざ倒しの左右差も取れ

身体の歪みも改善して来ています。


次に痛みの出ない可動範囲ぎりぎりの処で

肩周辺の筋肉を緩めていきます。


遠くにある大きな筋肉である広背筋、

肩甲骨上の蕀上・蕀下筋、

肩甲骨外縁の細かい筋肉

大胸筋etc...


それぞれ筋肉を緩めながら

肩の動きを確かめていきます。


最後に一番不自由していると云う

後ろ手でエプロンを結ぶ動作(結帯動作)を

動作法を交えて改善し次回としました。


「今まで前で結んで後ろにずらしていたんですけど

明日からは後ろで結べそうです。」




可動が広がると

ついつい無理してしまいがちなので

少しずつじっくり改善していきましょう。

 

 

計画的に着実な回復を目指します。

群馬県高崎市の整体院 元気が一番整体室
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